タバコと歯周病の大きな関係🚬

タバコは身体に及ぼす影響が大きいと言われますが、口の中にも影響し、歯を失う原因として多い歯周病との関係が深いのです。今回は、たばこと歯周病の関わりについてお話しします。
たばこにはタールやニコチンが含まれており、これが口の中で様々な悪影響を引き起こします。
1.血行が悪くなる
ニコチンは血管を収縮させ、歯ぐきの血流を悪くします。その結果、必要な栄養や酸素を十分に受け取れなくなり、歯周病が進行しやすくなります。 また、歯ぐきからの出血も少なくなり、歯周病に気づきにくいです。
2.免疫力の低下
喫煙は体の免疫力を低下させるため、口の中の細菌に対する防御力も弱まります。これにより、歯周病を引き起こす細菌が増えて悪化しやすくなります。
3.タールによる歯垢(プラーク)の蓄積
タールはいわゆるヤニのことで、ヤニは粒子状なので歯にくっつくと歯がザラザラになります。歯へ黒褐色に沈着し、ザラザラの歯は歯垢や歯石がつきやすくなります。
歯周病はタバコを吸わない人より吸う人の方がかかるリスクが高く、重症化しやすいため、治療をしても治りにくいこともわかっています。 健康な歯を維持するために、日々のケアだけでなく、歯科医院で検診を受けることが重要です。